なんだかイライラするというときは誰にでもありますよね。
さらにテレワークで一人で仕事していると、嫌なことがあっても誰にも吐き出せなくなってイライラを溜めてしまいがち。小さなストレスも、溜め込みすぎると爆発して心身に影響がでてくることもあります。
そんなイライラを感じたときに、活用してみてほしいのがアロマテラピーです。
この記事では、イライラを解消して気持ちを鎮めることに役立つアロマをご紹介します。
アロマテラピーってなに?
アロマテラピーは、植物から抽出した香り成分(エッセンシャルオイル)を利用して、リラックスやリフレッシュを促して、心身のトラブルを解消することを目的とした自然療法です。

エッセンシャルオイルの選び方
店頭をみると、実にさまざまな種類のエッセンシャルオイルが並んでいるので、どれを選んでいいか迷ってしまいますよね。
香り選びで一番大事なのは「自分が好きな香りを選ぶこと」です。いくら効果があるという香りを選んでも、自分がその香りを好きになれなければ、求める効果は得られません。
求める効果がある香り中で、好きになれる香りを選ぶようにしましょう。
イライラで爆発しそうなときにオススメの香り
ここからは、イライラが爆発しそうなときに、気持ちを鎮めてくれる香りを紹介します。アロマ選びにまよったら、ここで紹介するものの中から、好きな香りを選ぶと良いでしょう。
ラベンダー

ラベンダーは地中海沿岸原産のシソ科植物。ラベンダーには多くの種類がありますが、一般的にエッセンシャルオイルでラベンダーというと「真正ラベンダー」のことを指します。
フローラル調のリナロールや、果実のような甘い香気をもつ酢酸リナリルという成分を多く含み、フローラルな甘さの中に、ハーブ調の爽やかさを感じる柔らかな香りが特徴です。
ラベンダーの香りは、心を落ち着かせる鎮静作用をもっており、ストレスによる緊張・不安・怒りをやわらげ、安定した精神状態へと導いてくれます。
アロマテラピーではポピュラーな香りですが、好みが分かれる香りでもあります。
ローズ

ローズのエッセンシャルオイル(精油)には、水蒸気蒸留法によるローズ・オットーと、溶剤抽出法によるローズ・アブソリュートの2種類があります。どちらも、精油一滴を取るために大量の花が必要であり、とても貴重なものとなっています。
その香りには鎮静作用があり、その優美な香りで気持ちを落ち着かせ、心身をリラックスさせてくれます。
ヒノキ

ヒノキは森の香りやお風呂、寺社を連想する日本人には馴染み深い香りです。誰もが懐かしさや安心感をもつ香りなので、場所を選ばず使いやすい香りといえます。
香りの主成分α-ピネンは、鎮静や抗ストレス効果があり、心を穏やかにして、気分をリフレッシュするサポートをしてくれます。
カモミール

ハーブティーが人気のカモミールには、心身をリラックスさせる効果があり、高ぶった神経を和らげ、気持ちを落ち着かせてくれます。
ジャーマン・カモミールとローマン・カモミールの2種類がありますが、心への作用は、ローマン・カモミールのほうが優れているといわれています。
ゼラニウム

バラのような甘さと清涼感を感じるゼラニウムの香りは、自律神経を整え、情緒不安定な時に効果的とされています。女性には、月経前のイライラ解消にも役立つようです。
オレンジ・スイート

食用でもおなじみのオレンジの皮から抽出される、甘くさわやかな香りが人気のアロマです。
リフレッシュ効果が高く、イライラした気持ちを明るく前向きにするサポートをしてくれます。
フランキンセンス

古くから神聖な儀式や瞑想などに使われてきたフランキンセンス。その美容効果に注目が行きがちですが、澄んだ甘さのある香りには、精神を高揚させるとともに深く心を鎮める効果があります。
サンダルウッド

心の静寂をもたらしてくれる作用があり、古くから瞑想や宗教儀式で用いられてきた香りです。深い呼吸をとりもどし、ネガティブな感情を浄化してくれるので、最近話題の「マインドフルネス」のお供にもピッタリ。
イライラはためこみすぎないで
場所を選ばず働けるテレワークですが、どうしても人間関係が希薄になりがちなので、ひとりでイライラを抱えないように気をつけたいものです。
イライラしたときは、お気に入りのエッセンシャルオイルでアロマテラピーを楽しみながら、気持ちを落ち着けてみてください。外出先では、ハンカチやティッシュにエッセンシャルオイルを数滴垂らして、香りをかぐだけで、気持ちが落ち着きますよ。
イライラはためこまず、こまめに対処しましょうね。