- 毎年夏になると調子が良くない…
- 真夏でも厚着しないと仕事ができない
そんな冷え性がつらい人は、ハーブの力に頼ってみてはどうでしょうか?
身体の中からポカポカ温まる効果があるハーブはいろいろあるんです。
この記事では、そんな冷え性の方におすすめのハーブを紹介しますね。
冷え症の原因
冷え症は、筋力不足等を原因とすることもありますが、女性の場合はホルモンの変動や、それにともなう血管や体温調節をコントロールする自律神経のバランスの乱れが大きな原因です。
「冷えは万病の元」と言われる通り、肩こりや不眠、免疫力の低下や慢性的な倦怠感を引き起こすこともあるので、適切に対処する必要があるんです。
冷え性改善におすすめのハーブティー
冷え症の改善方法のひとつとして、ハーブを利用してみましょう。ハーブの中には、冷え性改善に効果があるものが多くあります。そして、そんなハーブの力を一番手軽に取り入れられるのがハーブティーです。
忙しい仕事の合間の、ほんの少しのティータイムに一工夫加えてみましょう。
カモミール

人気のハーブ「カモミール」には、ホルモンバランスを整える効果が期待できます。特に女性で、ホルモンバランスの乱れが冷えの原因になっている方には効果的。
ただし、キク科アレルギーのある方は、摂取を控えるようにしてくださいね。
ローズマリー

ローズマリーはシソ科の常緑低木で、葉に爽快で力強い香りがあるのが特徴です。古くから人々の暮らしに利用されてきたハーブで、料理や香料としてだけでなく、古代ギリシアの時代から薬用や神聖な儀式に用いられてきた記録があります。
またローズマリーには強力な抗酸化作用があり、古くから「若返りのハーブ」として重宝されてきました。ローズマリーのハーブティーには、血行促進作用があり、体内の新陳代謝を高め、身体の冷えやむくみの解消に役立ちます。
ゆず

ゆずには体を温める温熱作用があり、冷え性やリウマチに効果があると言われています。
冬至にゆず湯に入る習慣は単なる迷信ではありません。ゆずの皮にある精油分がお湯に溶け出して、体を芯から温めてくれる効果があるんです。
また、ゆずの皮と蜂蜜などで作った「ゆず茶」は、身体を温めてくれるだけでなく、ビタミンが豊富で風邪予防にも効果的です。
ルイボス

ルイボスティーは豆科の低木の葉を利用したお茶です。
古くから南アフリカの先住民の間で「奇跡のお茶」「不老長寿のお茶」として、日々の健康のために飲まれ続けてきました。実際、ルイボスには毛細血管を丈夫にし、血行を良くする作用があり、ルイボスティーを飲むと、身体がポカポカしてきます。
妊娠中や授乳中の方でも安心して飲める、万能なハーブティーです。
毎日の献立にプラスしたいハーブ
ハーブを取り入れる方法は、ティーだけではありません。毎日食べる食事に、身体を温める効果のあるハーブを加えることで、冷え性改善に役立てることもできます。
「でも、ハーブを使った料理なんて難しそう…」と思ったあなた。大丈夫。普段からよく食べる野菜だって、立派なハーブです。
ネギ

ネギは中央アジア原産の野菜で、日本では奈良時代以前から栽培されている馴染み深いものです。
ネギ特有の香りと辛味のもと「アリシン」という成分は、血行をよくして体を温め、疲れのもとになる乳酸を分解してくれます。葉の部分にはビタミンCも多く含まれており、風邪のひきはじめに効果的です。
ニラ

食欲をそそる香りと食感の良さが魅力のニラ。原産地は定かではありませんが、中国西部から東アジアにかけての地域と考えられています。日本へは中国から伝来したといわれており、古事記にも登場するほど古くから親しまれてきた野菜です。
ニラはネギ科に属する野菜で、ネギ同様「アリシン」が含まれているため、血行を促進し内臓の動きを活発にして体を芯から温めてくれます。
ショウガ

ショウガはアーユルヴェーダや中国医学などでも古くから使われてきたハーブで、日本でも奈良時代から栽培されています。
ショウガの辛味成分には、血行を促進し代謝を高め、身体を温める作用があります。また、殺菌・抗菌作用もあることから、風邪の予防にはピッタリです。
まとめ:毎日の食生活で冷え退治
上でも書いたとおり「冷えは万病の元」。肩こりや不眠、免疫力の低下や慢性的な倦怠感を引き起こすこともあります。冷え症に悩んでいる方は、この記事で紹介したハーブを食生活にうまく取り入れてみてください。
おいしく楽しみながら、ポカポカすごしましょう。