忙しい毎日、ハーブの心地よい香りに包まれてリラックスする時間を取り入れてみませんか?
昔から親しまれてきたハーブには、喉を潤すだけでなく、五感に働き心身がリラックスする効果があります。
この記事では、毎日のティータイムが楽しくなる、美味しく香り高いハーブティーのいれ方を紹介します。
ドライハーブティーのいれ方

まずはフレッシュハーブに比べ、手に入りやすく効果も高い「ドライハーブ」を使ったハーブティーの淹れ方を紹介しますね。

ハーブがたくさん手に入ったときには、ドライハーブにしておけば、いつでもハーブティーを楽しめますよ。
ハーブティーのいれ方
お湯150〜180mlに対し、ティースプーン山盛り1杯(3gくらい)を目安に、ティーポットにハーブを入れます。
ティーポットに沸騰して一息ついたお湯を注ぎ、3分抽出します。なお、根や実など硬い素材から抽出する場合は、5分程度おくようにしましょう。
この際、ハーブからは揮発性の成分が出るので、必ずフタをしてください。
ポットを軽く揺すって、濃度を均一にしてから、カップに注ぎます。
ポイント
ハーブの量はお好みで調整
季節や種類によってハーブの風味は変わってきます。ハーブの量はお好みで調整してみてください。
揉んだり砕いたりすれば香りUP
葉を揉んだり、種をつぶしたりすると、より香りを楽しめます。
フタをして3分蒸らす
熱湯を注いだら、フタをして3分間蒸らします。フタをしないと、揮発性の成分が逃げてしまいます。
あまり長く蒸らしすぎると、雑味がでてしまい、せっかくの風味が損なわれるので注意しましょう。
フレッシュハーブティーのいれ方

摘んだばかりのフレッシュハーブを楽しめるのは、自分で育てていないと難しいもの。

フレッシュハーブが手に入ったら、ぜひハーブティーを楽しんでみてください。
ハーブティーのいれ方
収穫したばかりのハーブは、土などで汚れているため、しっかりと水洗いをしてください。
汚れが落ちたら、小さくちぎります。
お湯150〜180mlに対し、ティースプーン山盛り1杯(3gくらい)を目安に、ティーポットにハーブを入れます。
ティーポットに沸騰して一息ついたお湯を注ぎ、3分抽出します。ドライハーブティーよりもお湯の温度が下がりやすいので、少し多めに入れるのがコツ。
この際、ハーブからは揮発性の成分が出るので、必ずフタをしてください。
ポットを軽く揺すって、濃度を均一にしてから、カップに注ぎます。
ポイント
古い葉や茎は取り除く
雑味の原因になるので、古い葉や茎は丁寧に取り除くようにしましょう。
やわらかい葉は軽く揉む
ラベンダーなどのやわらかい葉や、細かい葉は、軽く揉むとより香りが楽しめます。
かたい葉はハサミで細かく
レモングラスなどの硬い葉は、ハサミで細かく刻むと、風味が抽出されやすくなります。
おすすめのハーブ
カモミール

「カモミール」は気分を落ち着けてくれるハーブの代表格です。
胃炎、冷え性、不眠などに効果があるとされています。また風邪のひきはじめに、体を温めるのにもオススメです
ただしキク科アレルギーのある方は注意してください。
ペパーミント

「ペパーミント」は清涼感のあるメントール成分が、眠気を吹き飛ばしてくれます。
リモートワークや試験勉強など集中力UPしたいときにオススメのハーブです。
レモングラス

「レモングラス」は東南アジアでとってもポピュラーなハーブ。トムヤムクンや炊き込みご飯で有名ですね。
抗菌作用や胃腸の不調に効果があるとされています。
レモンの香りがして、ペパーミントなどとブレンドしても美味しいお茶になります。
有効成分がたっぷり「ハーブの浸出液」
ハーブティーを上記の手順でいれ、そのまま10分以上蒸らすと「浸出液」と呼ばれる苦味やえぐみの強い液体になります。
おいしさや飲みやすさはだいぶ落ちますが、ハーブにふくまれる成分がたっぷり含まれているので、効果を高めたいときにオススメ。
なお、浸出液を作るときは、フレッシュハーブよりも、ドライハーブのほうが効果が高くなります。
まとめ
ハーブを五感で楽しめるハーブティーは、ハーブのパワーを取り入れるのにピッタリ。
日頃飲んでいる緑茶や紅茶にブレンドしても美味しく飲めるので、ぜひいろんな香りを試して、あなただけのお好みのブレンドを見つけてみてください。