ブログのSEO対策に中古ドメインが効果的って聞くけど、本当なの?
中古ドメインはどうやって選べばいいの?
こうしたことが気になる方のために、今回は『中古ドメイン』のメリット・デメリットと選び方を紹介します。
中古ドメインは知識ゼロで選ぶと大きな損をします(実体験あり)
- 中古ドメインを使用するメリット・デメリット
- 中古ドメインの選び方
- おすすめの中古ドメイン販売サービス
この記事を読めば、中古ドメインを効果的に活用してブログでの収益化を早めることができます。
中古ドメインと新規ドメイン
まずは中古ドメインと新規ドメインについて簡単に説明しますね。
中古ドメインとは過去にサイト運用歴のあるドメイン
中古ドメインとは、過去に第三者によって取得され、サイトの運用歴があるドメインのことです。
過去に運用されていたサイトの評価が引き継がれるため、SEO対策に効果的と言われています。
新たにブログを開設するときに利用するとスタートダッシュが切れます。
新規ドメインとはサイト運用歴のない新しいドメイン
新規ドメインとは、サイトの運用歴のない新しいドメインのことです。
一般的にブログ初心者の人は新規ドメインで始める人が多いです。
中古ドメインを使用する3つのメリット
中古ドメインのメリットは次の3つです。
- 被リンク(バックリンク)をそのまま引き継げる
- インデックススピードが速い
- 検索結果で上位表示されやすい
被リンク(バックリンク)をそのまま引き継げる
中古ドメインの大きなメリットとして、被リンク(バックリンク)をそのまま引き継げる点が挙げられます。
被リンクとは、外部のサイトから自サイトに向けられたリンクです。
新規ドメインを取得した場合は被リンク数は0ですが、中古ドメインであれば元のサイトが100の被リンクを受けていれば、それをそのまま引き継ぐことができます。
被リンクの多いサイトは、検索エンジン(Google)からの評価を得やすいため、検索上位に上がりやすくなります。
インデックススピードが速い
中古ドメインはインデックスされやすい点も大きなメリットです。
インデックスとは、検索エンジンにサイトの情報が登録されることです。
検索エンジンが頻繁にクロールしてくれるほど、サイトがインデックスされるスピードは早くなります。
中古ドメインの質にもよりますが、一般的に新規ドメインより中古ドメインのほうが、クロール頻度が高くなる傾向があることが知られています。
検索結果で上位表示されやすい
中古ドメインを利用すると、検索エンジンの上位表示されやすくなる理由として「ドメインパワー」も関係してきます。
ドメインパワーは、検索エンジンからどの程度評価されているかを示す指標で、ドメインパワーが高いということはSEO的に有利であることを示します。
このあたりは諸説あります。
ドメインパワーはサイトへのアクセス数や被リンク数など様々な要因で変わってきますが、新規ドメインの場合、0からドメインパワーを上げていくのはとても大変です。
その点、中古ドメインであればある程度のドメインパワーを持った状態でスタートできるため、質の高いコンテンツを発信しつづければ、検索結果の上位にも表示されやすくなります。
中古ドメインを使用する3つのデメリット
一方で、中古ドメインのデメリットは次の3つです。
- 高額なコストがかかる場合がある
- 急激な検索順位低下の可能性がある
- ペナルティを引き継いでしまうこともある
高額なコストがかかる場合がある
中古ドメインのデメリットとしては、ドメインによっては高額なコストがかかる点が挙げられます。
有名なサービスのドメインやアクセス数の多いドメインは高額です。
では、高額であればSEO効果が高いか?というとそういうわけでもないのが中古ドメインの難しいところです。
しかし、一般的には品質のよいドメインほど相応のコストが発生しますので、予算と求める品質のトレードオフを考える必要があります。
急激な検索順位低下の可能性がある
検索エンジンの順位変動は、さまざまな要因がからんでいます。
特に中古ドメインを利用すると、ドメイン自体の過去の評価も引き継がれるので、対策が困難になりがちです。
順位変動の影響を少なくするには、質の高いコンテンツを発信しつづけることが大切です。
ペナルティを引き継いでしまうこともある
中古ドメインは検索エンジンからの良い評価を引き継ぐことができるだけでなく、悪い評価も引き継いでしまうことがあります。
過去にGoogleからペナルティを課せられていたドメインの場合、そのペナルティも引き継がれてしまうのです。
ペナルティを受けた中古ドメインでは、SEO効果を得ようとするのは困難です。
購入前に、必ずペナルティの有無をチェックしましょう。
中古ドメインがおすすめの人はこんなタイプ
中古ドメインがおすすめの人と、おすすめできない人は、それぞれ次のようなタイプです。
おすすめ人 | おすすめできない人 |
---|---|
ブログ運用経験のある人 SEO対策を目的にする人 | ブログ初心者の人 初期コストを抑えたい人 |
中古ドメインにはメリット・デメリットがあるため、使いこなすには、ある程度のブログ運用歴と、SEO対策について知識が必要となります。
そのため、ブログ初心者の方にはおすすめしにくいです。
また、ドメインパワーの高い中古ドメインほど高額になりがちなので、初期コストを抑えたい方には中古ドメインは向いていません。
コストを抑えるために、安価な中古ドメインを購入するのはリスクがあるため止めておいたほうが良いでしょう。
中古ドメインの選び方
中古ドメインを選ぶ際には、以下のポイントを確認しましょう。
- 被リンク数・質
- ドメイン名が商標登録されていないか
- ドメイン年齢
- 過去アーカイブ
- Googleからペナルティや警告を受けていないか
被リンク数・質
中古ドメインを選ぶときは、まず被リンクの質と量を確認しましょう。
この際にチェックしたいポイントは次のようなものです。
- どのサイトからどれだけリンクされているか?
- 公序良俗に反したサイトからの被リンクは無いか?
- SEO目的のリンク(ブラックハットSEO)が無いか?
「Ahrefs」や「MOZ」などの被リンクチェックツールでは、被リンクに対し危険度などを判定できますのでチェックの基準にしても良いでしょう。
ドメイン名が商標登録されていないか
ドメイン名が商標登録されている場合、商標権侵害になる可能性があります。
商標は特許庁のWebサイトで確認できます。
また、ドメイン名で検索すると、そのドメインの情報が得られる場合もあります。
ドメイン年齢
ドメイン年齢はドメインパワーに影響しますので、必ずチェックしましょう。
中古ドメインを販売するサービスでは、ドメイン年齢を表示していることが多いです。
過去アーカイブ
過去にそのドメインでどんなサイトが運用されていたのかも確認が必要です。
過去アーカイブの確認には「Wayback machine」を使います。
必ずしも過去アーカイブが残っているわけではないのですが、違法なサイトが運用されていないかをチェックしておくことで、リスクを減らすことができます。
Googleからペナルティや警告を受けていないか確認する
中古ドメインが過去にGoogleからペナルティや警告を受けてないかも大切なチェックポイントです。
ペナルティや警告のチェックには、「MOZ」が提供している「Spam Score(スパムスコア)」を利用します。
スコアが高いほどペナルティが受けている可能性が高く、安心して運用するためにはスコアが1〜40%の中古ドメインを選ぶと良いでしょう。
中古ドメインの取得方法
中古ドメインを提供しているサービスには次のものがあります。
初めて中古ドメインを利用する方におすすめなのが「お名前.com」です。
「お名前.com」は、1999年のサービス開始以来、登録実績2,700万件を突破した国内シェアNo.1のドメイン登録サービスで、中古ドメインを含めた数百種類のドメインを取り扱っています。
なお、ある程度のドメインパワーをもつドメインは人気もあり高額なため、オークション形式で販売されます。
ドメインパワーと予算を考慮しつつ、最適な中古ドメインを見つけてください。
まとめ:中古ドメインを活用してみよう
この記事では「中古ドメインのメリット・デメリットと選び方」について紹介しました。
中古ドメインには、
- 被リンクを活用できる
- インデックスされやすい
- 検索結果の上位に表示されやすい
などのメリットがある反面、
- コストがかかる場合がある
- 警告・ペナルティを引き継ぐことがある
などデメリットも存在します。
中古ドメイン選びでは、こうしたメリット・デメリットを踏まえて正しく選ぶことで、ブログのPVアップや収益化を早めることができます。
ぜひ本記事を参考にして、中古ドメインの利用を検討してみてください。